建物の情報

マンションの購入の判断をする際の情報の中でも建物の情報はもっとも項目が多く、築年数、構造、棟の配置、駐車場の形式や空き状況、部屋の間取りなどがあります。
またこれまでであれば、築年数は新しければ、新しいほど良いという価値観が一般的でしたが、ここ最近では『ビンテージマンション』や『アンティークマンション』の人気も高まっており、単にスペックで判断するのではなく、自分独自の価値基準でマンションを判断する。そんな新しい価値観を持って家さがしをされる方の割合が増えてきました。

共用施設

共用施設
大規模マンションでは、共用施設が充実したマンションが多く供給されるようになってきました。主なところではキッズルーム、ゲストルーム、屋上庭園、シアタールーム、フィットネスジム、プール、共同温泉、バーベキューコーナー、洗車場など。どの施設も魅力的ですが、維持コストが必要であり、もし使われることが無くなると無駄なスペース、無駄な費用が発生する可能性があることなどを考慮する必要があります。

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築年数

新築の分譲マンションは華やかなモデルルームやパンフレットなどが気持ちをもり立てて、これから出来上がる期待感をもって家を購入出来る楽しさがあります。しかしここ最近では特に若い世代に違う価値観がうまれてきています。古いマンションに味や個性を見いだして、あえてある程度の築年数を経たマンションを選ぶ人が増えてきています。『ビンテージマンション』や『アンティークマンション』などという言葉まで登場してきました。
また築年数にとらわれないため、環境の良さなどその他の点で優れている部分も条件に取り入れることが可能になっています。

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建物の構造(2023年3月更新)

マンションの構造にはラーメン構造や壁式構造、また最近ではフラットスラブなど様々な物があり、構造によって柱や梁の有無などメリットとデメリットが存在します。構造は耐震性にも大きく影響しますし、リフォーム・リノベーションの施工可能な範囲にも影響があります。ここではその調べ方についても触れています。

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棟の配置

マンション棟の配置にはいくつかの形があり、その特性を理解した上で自分にあった物を選ぶ必要があります。
具体的には東西や南北に一列に並んだI型、2方向に棟が90度に重なったL型、三方向に棟が配置されたコの字型。また4方向に棟が配置されたロの型などがあります。
配置はプライバシーの確保や外観・景観の善し悪し、庭の面積や居室の明暗など様々な要素に影響を与えます。

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間取り

マンションには片廊下型と階段室型といった形式があります。
片廊下型がもっともポピュラーで、開放型の廊下がワンフロアつながっているもので、階段室型は、団地などでよく見られる階建てが5階で、エレベーター無し。若しくはエレベーターが付いている場合はスキップフロア構造や階段室内にエレベーターを設置したものがあります。間取りについては、自分のライフスタイルにあった物を選べば良いのですが、マンション分譲業者は一般な横長リビングの3LDK、4LDKを作る事が多く、ライフスタイルに合わないケースが少なくありません。中古マンションの場合はリフォーム、リノベーションすれば、いかようにも対応は出来ます。ただ変えられない住戸配置はおさえておく必要はあります。

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駐車場

マンション選びの条件として駐車場の有無や形態は大きなポイントになります。
駐車場には分譲駐車場か賃貸駐車場か、屋外か屋内か、機械式(立体型、タワー型)か平面かなど多様な形態があり、加えて駐車スペースの数(総戸数に対する駐車場数の割合)もマンションによって異なります。また単に住戸数に対して100%の駐車場があるからいいという訳ではなく、駐車場の料金は、管理組合の会計上、住戸の管理費に充当していることが多く、駐車場の借り手が少なくなると、住戸の管理費を上げないと会計が回らないケースもあるので注意が必要です。

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記事ピックアップ

  • 駅からの距離

    マンションに関わらず、物件の判断基準としてよく上げられるものに駅までの距離があります。
    確かに駅に近いマンションは人気があり、資産価値があります。ただバス便のマンションの中にも魅力的で、資産価値を有するものがあります。また距離の他にも駅との高低差や駅までの道のりの街灯の間隔なども確認したいポイントです。

  • 管理状況(2024年4月更新)

    マンションは管理状況が重要です。住み始めてからの快適さはもちろんのこととして、資産価値にも大きな影響を与えます。管理状況の悪るさが原因でマンションの維持状況が悪化し、共用部分の汚れの放置や植栽スペースの手入れ不足が発生したり、ケースによっては建物の維持可能な年数まで縮まることも考えられます。

  • 間取り

    マンションには片廊下型と階段室型といった形式があります。
    片廊下型とは、開放型の廊下がワンフロアつながっているもので最もポピュラーとされている形です、階段室型というのは、団地型のマンションによく見られる形式です。階段室型で、エレベーター付きの場合、スキップフロアのマンションや1基のエレベーターに対しワンフロアで2住戸のみが使用する形をとった贅沢の造りのマンションもあります。

  • 駐車場

    駐車場の有無や形態は物件選びの大きなポイントになります。
    駐車場には駐車スペースの数から分譲駐車場か賃貸駐車場か、屋外か屋内か、機械式(立体型、タワー型)か平⾯かなどさまざまな形態があります。