駅からの距離

当たり前ですが、駅からの距離は近いことに越した事はありません。毎日の通勤やお買い物、旅行などを考えても駅が近いと本当に便利ですね。また資産価値という面からも駅が近いマンションは、駅から距離があるマンションと比較して新築分譲時からの値下がり率が低いというデータもあります。基本的には駅から徒歩10分以内、平坦地であれば徒歩15分以内のマンションを選びたいです。

最寄り駅から都心までの距離

駅が近いだけでなく、最寄り駅から大阪梅田や神戸三宮などの都心までの所要時間も大切です。関西圏ではおおよそ人気のある駅は、都心までの所要時間が30分以内の場所にあります。人口減少が続く中、ますます、利便性の高いエリアに人気が集まることが予測されますので、駅から近く、都心まで近い不動産、特にマンションは、資産的に無難と言えます。

ただ駅近のマンションにはない魅力を持つマンションもあります。
駅が近い、都心まで近いという条件には当てはまりませんが、魅力的な立地のマンションは当然あります。例えば、宝塚市にある「ラ・ビスタ宝塚」は、駅からはバス便になりますが、自然豊かな山の上にあり、大阪平野や六甲山系を一望できる眺望が多くの住戸で取れる他、ワンフロア2住戸当り1エレベーターの80平米を超えるセンターインという贅沢なプランやCHS住宅の認定を受けた100年耐久を目指した建物(ラ・メゾン棟のみ)などが魅力で、タウン内に学校やスーパーも揃っています。また西宮市にある「西宮マリナパークシティ」は、人工島内に計画的な街づくりが行われ、電柱埋設や緑豊かな公園や緑道、住戸とお店を結ぶコミュニティフォンなどが設備されています。また海沿いにはヨットハーバーがあり、海沿いのお散歩やすぐ目の前で釣りなどが楽しめ、お金に余裕があれば、目の前に停泊したヨットでクルージングまで出来ます。その他にも、瀬戸内海国立公園内の六甲山地や明治の森箕面国定公園の自然に囲まれたマンションもあります。これらのマンションは駅近の立地では決して得られない魅力があります。何か駅近の立地ではなかなか実現出来ない利点を持ったマンションであれば、バス便でも価値のある選択と言えます。

駅との高低差

阪神間エリア、特に神戸市や西宮市、宝塚市では高台に立つマンションが少なくありません。駅が近くても、駅との高低差が大きい場所は、歩く時間が短くてもたいへんです。急勾配の坂がともなう場合は、マンションの価格も平坦地の同条件のマンションに比べ価格相場は下がります。駅が遠くても地勢が比較的平坦だと自転車が使えるため、駅前に自転車置場がきちんと整備されていれば、雨の日以外は快適に駅までアクセスできます。出来れば平坦もしくは坂がゆるやかな立地を選択した方がベターです。もし急勾配の坂がともなう場合は、「眺めが取れる」、「自然豊か」など何か利点を持つマンションを選択したいところです。

駅までの道のり

駅までの道のりは特に女性の場合、外灯が短い間隔で付けられた明るい道かどうかも大きなポイントです。外灯がちゃんとあるかどうか、人通りが多いか、少ないかは、きちんと夜間に現地で確認しておいたほうが良いでしょう。幹線道路沿いのマンションは車の騒音が気になりますが、歩道のある広い通りを一本で、駅から家まで帰ることが出来るケースも多く安心です。逆に昔ながらの曲がりくねった路地が多い街の場合は、暗い通りが多く、不安があるかもしれません。ただ路地のある街は、駅までのルートが何通りもあることがあり、気分によって駅までの道を選ぶ楽しさがあります。必ず昼と夜、候補になるマンションと駅との間を歩いてみましょう。

記事ピックアップ

  • 駅からの距離

    マンションに関わらず、物件の判断基準としてよく上げられるものに駅までの距離があります。
    確かに駅に近いマンションは人気があり、資産価値があります。ただバス便のマンションの中にも魅力的で、資産価値を有するものがあります。また距離の他にも駅との高低差や駅までの道のりの街灯の間隔なども確認したいポイントです。

  • 管理状況(2024年4月更新)

    マンションは管理状況が重要です。住み始めてからの快適さはもちろんのこととして、資産価値にも大きな影響を与えます。管理状況の悪るさが原因でマンションの維持状況が悪化し、共用部分の汚れの放置や植栽スペースの手入れ不足が発生したり、ケースによっては建物の維持可能な年数まで縮まることも考えられます。

  • 間取り

    マンションには片廊下型と階段室型といった形式があります。
    片廊下型とは、開放型の廊下がワンフロアつながっているもので最もポピュラーとされている形です、階段室型というのは、団地型のマンションによく見られる形式です。階段室型で、エレベーター付きの場合、スキップフロアのマンションや1基のエレベーターに対しワンフロアで2住戸のみが使用する形をとった贅沢の造りのマンションもあります。

  • 駐車場

    駐車場の有無や形態は物件選びの大きなポイントになります。
    駐車場には駐車スペースの数から分譲駐車場か賃貸駐車場か、屋外か屋内か、機械式(立体型、タワー型)か平⾯かなどさまざまな形態があります。